すべては、ある春の定期健康診断から始まりました。診断結果に刻まれた「肥満」の二文字。それが、私の肉体奪還作戦の号砲となったのです。
宣戦布告:なぜ今、ダイエットなのか
医師から提示されたのは、あまりにも明快な論理式でした。
標準体重 (kg)=身長 (m)×身長 (m)×22
この数値を目指すべく、私は「適切な運動」と「適切な食事」を両立させることを固く決意しました。目標は「年末にかっこいい冬物のスーツを着こなすこと」。ここから、私の「サイエンスとしてのダイエット」が始まりました。
二大戦略(ストラテジー)の構築
感情に頼らず、リソースを効果的に活用する戦略を立てました。
① 外部リソースの活用:ティップネス「BODY CHANGE」
8週間・全16回の集中プログラムに参加。プロのコーチによる個別アドバイスを徹底的に「実装」しました。疑問をすべて解消し、トレーナーと情報を共有することで、トレーニングの精度を極限まで高めました。
② 理論的支柱:『たたかわないダイエット』
丸元淑生氏の著書を参考に、以下の「4つの鉄則」を厳格に守りました。
- 非精製の推奨:未精製の穀類、豆、野菜、果物を主食に据える。
- 糖質・砂糖の排除:精製炭水化物を減らし、砂糖をゼロに近づける。
- 液体カロリーの禁止:飲み物から余計なエネルギーを摂取しない。
- 徹底した低脂質:体脂肪を燃焼しやすい環境を整える。
習慣の再設計:運動と食事のプロトコル
運動:タバタ式による高効率トレーニング
週2回のジム通いを「聖域」とし、以下のメニューをタバタプロトコル(20秒全力・10秒休憩)で実施。
- プッシュアップ / ヒップリフト / シットアップ / バイク
- 有酸素:1200mクロール または 20分ランニング
当初、酸欠で倒れ込むほど過酷だったトレーニングは、12週間を経て「快感」へと変わりました。
食事:低脂質・高タンパクの「定型化」
コーチのアドバイスを受け、1日の摂取カロリーを 900〜1000 kcal(基礎代謝 1499 kcal に対しアンダーカロリー)に設定。
- 基本メニュー:生野菜サラダ、低脂肪ヨーグルト(ビヒダス脂肪0)、新鮮なフルーツ。
- 咀嚼のルール:60〜100回噛むことで満腹中枢を刺激。
- 禁酒の断行:ハーブティーや炭水化物を選択し、アルコールを排除。
12週間のリザルト・レポート
徹底したマネジメントの結果、肉体は以下のように再構築されました。
| 項目 | 変化量 | 特記事項 |
| 体重 | 12.6 kg 減少 | 最初の4週以降、加速的に減少。 |
| 体脂肪量 | 12.4 kg 減少 | 減少のほとんどが「脂肪」であった。 |
| 筋肉量 | 300 g 減少 | 筋肉量をほぼ維持したままの減量に成功。 |
| ウエスト | 88 cm → 73 cm | マイナス 15 cm。旧来のズボンはすべて処分。 |

幸せへのヒント:心身のコネクション
ハーバード大学のタル・ベン・シャハーは述べています。
「定期的な運動、十分な睡眠、健康的な食習慣は、心身両面の健康につながる」
20代の頃の体重を取り戻したいま、目覚めは良くなり、思考は機敏になりました。ダイエットとは、単に痩せることではなく、「幸せな人生の一要素」を手に入れるための論理的なプロセスなのです。
この習慣を、私はこれからも一生のプロトコルとして守り続けていきます。



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