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正月太りを防ごう その原因と対策

正月太りを防ごう その原因と対策

いよいよお正月がやってきました。家族皆が集まる楽しいお正月のひとときです。
美味しいおせち料理に舌鼓を打ち、家族で団らんする。家庭の輪を暖め合う。一年でもっと大事な時期ではないでしょうか。
ところがお正月休みがあけた頃に「なんだか太った気がする」と感じることはありませんでしたか?
ベルトがキツくなった。スカートがキツくなった。そんなお正月太りの状況を今年こそ防がねばなりません。

正月太りはなぜおこる? その原因とは

なぜ正月太りがおこるのでしょうか。お正月はおせち料理など、美味しいものを他の人たちと一緒に食べる機会が多いです。そのためつい余計に食べてしまうということが普段よりも多いといえます。お正月のカロリーの摂取量が代謝量よりも多くなり、余った分が脂肪として蓄積される割合が増えます。
下記は私の過去の体脂肪量の記録です。

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※クリックすると大きくなります。
私がダイエットを開始したのは2011年5月ですが、それから記録を開始し、2013年8月までの数字をここに掲示しました。
このグラフを見てわかるのは、体脂肪が冬になると決まって増加しているということです。
私は一年を通して週に2回スポーツジムに定期的に通っているのですが、体脂肪の増加には年単位で周期的なものがあるようだと気がつきました。
ジムのインストラクターにこのグラフを見せたところ、次のような回答が返ってきました。
「これは季節要因によるものですね。冬は脂肪がつきやすいんです。誤解してほしくないのですが、べつに寒くなるから脂肪がつきやすくなるという意味ではないですよ。冬は会食の機会が多くなりますよね。こういう社会的・文化的な要因が原因です。
たしかに冬は会社の忘年会、クリスマスパーティ、新年会など、たくさんの会食の機会が増えます。ケーキなどのおいしいスイーツ、アルコール類が会食では提供されることでしょう。
このソーシャルの機会が増えることによって、知らず知らず脂っこいものの摂取量が増え、さらにジムに行って運動をするチャンスも減ってしまいます。このような社会的・文化的な要因が脂肪量増加の原因となっています。
そのため正月太りは、べつに正月に限って発生することではないとも言えます。年末からお正月にかけて、私たちのからだに脂肪がつきやすい要因がすでに身の回りにできつつあるということなのです。
おいしいおせちを食べた。だから正月太りになったというのは、体重が増加した事象を狭くとらえ過ぎています。

正月太りの対策 (1) 食べ方の工夫を!

上記で見たように、私たちの体は冬は脂肪がつきやすいです。さらにお正月はおいしいおせち料理などがありますから、つい余計に食べてしまいます。
ではどのようにしたら正月太りを防ぐことができるでしょうか。
理屈の上でもっともよいのは、摂取カロリーを押さえることです。厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準2010年版」によりますと、運動量の多くない30ー40代の男性は一日の摂取基準は2300kcal, 女性で1750kcalとされています。この基準を守れば摂取にかんしてはOKといえます。
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※日本人の食事摂取基準より抜粋
ただしお正月はかぞくみんなが集まる団らんの場所です。このコミュニケーションを楽しまずにダイエットを優先するというのは本末転倒であろうというのが私の価値観です。みなでわいわいお正月料理を楽しむことはとても大事なことだと私は考えます。
いっぽうこの基準を守るのはなかなか厳しいとも言えます。なぜならそもそもおせち料理は保存食としての側面があり、塩や砂糖・酢などの調味料を多く料理がたくさんあるためです。
摂取基準をできるだけオーバーしないようしお正月料理の食べ方の工夫が必要です。
お正月料理の食べ方の工夫

  1. 飲み物は乾杯の一杯だけにとどめておく。あとは水、炭酸水などのカロリーがゼロのものを選ぶ。
  2. カロリーのある液体は原則飲まない。そのかわり水をたくさん飲む。
  3. まず野菜から食べる。
  4. 食事は100回噛む。おいしそうなお料理を目の前にしても、ひたすら咀嚼する。
  5. ダイエットの大敵、油と白い砂糖を避ける。マヨネーズなどの調味料も口に入れない。
  6. カロリーの低いおせちを食べる。おすすめはかまぼこ。
  7. 食事が済んだらテーブルからはなれる。食べ物に近づかない。
  8. おもち、おぞうになどの間食を絶対にしない。ご飯の時間に食べる。
  9. さっさと寝てしまう。

正月太りの対策 (2) 周りの人に宣言する

そしてなにより大事なことは、周りの人たちに「私はダイエットをしているから」とあらかじめ宣言することです。
せっかくの晴れの会食の場、あまり食べられなかったとしても、そこは理解してほしいと最初からいっておくことが秘訣です。
ふだん顔を合わせない親戚のおじちゃん、おばちゃんにも最初から説明しておきます。そして無理に食べさせないでと言っておくのです。
ダイエットの成功の鍵は、じつは本人の努力以外に周りの人の強力が得られるかどうかという要素が大きいのです。

正月太りの対策 (3) 食べ過ぎてしまったら

不幸にしてお正月料理を食べ過ぎてしまうことがあります。過剰に摂取されたカロリーは、ご自身の代謝を超えるものは脂質として体に蓄えられます。そして正月太りという事象につながります。
では食べ過ぎてしまったらどうするか?
私のおすすめは次の日の食事の昼と夜を抜くことです。昼と夜を抜けば膨れたお腹がだいぶ戻ってきます。
食事を抜く日は散歩などをし、水をたくさん飲んだりして、さっさと寝てしまいましょう。
次の日の体重計は普段のものにかなり近くなるはずです。

まとめ:正月太りの対策

・摂取基準を知り、カロリーオーバーにならないようにする。
・周りの人にダイエットをしていることを宣言する(無理に食べるよう、強要しない)
・食べ過ぎたら次の日は昼と夜を抜く。散歩などをして空腹をごまかす
さらに大事なことは普段の食生活と運動にあります。正月太りだけではなく、普段から健康的な食生活を心がけ、定期的な運動を習慣化しましょう!これで来年の正月太りを防げます。

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